京都書店巡り(プチ)
京都の版元と関西在住の著者との打ち合わせのため日帰りで京都へ。午前中に地下鉄の丸太町駅近くの版元で打ち合わせを済ませるとちょうど正午。次の著者とのアポが午後2時だったので、きっちり2時間ほど自由時間となる。8ヵ月ぶりの京都だったので、いろいろと行きたいところがあったのだが、とにかく時間が限られていたのと、次の打ち合わせ場所が版元の近くのホテルだったので、あまり遠くまでは移動できない。どうしようかと考えながら二条通をふらふらと寺町まで歩き出す。
この通りを歩くのは初めて。御池通りはもちろんのこと、三条通よりもひっそりとした一通の狭い通りには昔ながらの昭和の雰囲気を保った商店があると思えば、町家を改造した雑貨屋やアンティークの家具店や手作りののアクセサリー店などもあり面白い。
そんな通りで目を引いたのが、写真の「檜書店」の看板。
書店があるようなメインストリートではなかったので、ちょっとびっくり。看板もいかにも老舗の書店を思わせる。店はマンションの1階でまだ開店してそれほど日が経っていないような雰囲気だったが、さっそく中に入ってみた。そしてまたびっくり……! 謡本出版・能楽専門出版社だったのだ。
出版社だけど、自社の出版物や能のチケットなどの販売をしているようだったが、あれま、どうしましょう、私はお能の知識はまるでなく、興味もあまりない。でも、初めての書店では記念に何か1冊買うことに決めている。これといった書籍がないときは、文庫本の古典を買うのだが、ここにはそういうものは置いていない。専門書なのでどの本も高そう。どうしよう〜???
が、幸いなことに我が父上はお能が大好き。最近は外出自体めったにしなくなったのだが、10年くらい前までは薪能などによく出かけていたし、能関係の本も揃えている。そうだ、父への京都土産にしようと、雑誌「観世」2008年 08月号を買うことにした。何を選んでよいのか分からなかったのだが、840円と安かったし、雑誌なら無難だろうということで。
お金を支払いながら、お店の方にいろいろとお話を伺うと、檜書店は350年前の万治2(1659)年創業という老舗。江戸時代初期から続いているとは、さすが京都やね。2年前まではすぐ近くに江戸時代からの店舗があったそうだが、今はそこは更地になっているとか。昔の店舗を見てみたかった。
お店の構えも普通の書店とは違い、棚には謡曲などの和本がぎっしりと積まれていた。レジの近くには新刊が並んでいて、その中で目についたのが『まんがで楽しむ 能・狂言』。
まんが! これなら私にも読めるかも。父の蔵書の能入門書などを何冊か読んだことはあるのだが、ことごとく挫折して読むのを諦めていた。でも、マンガならいけるかもしれない。さっそく購入。1050円(税込)。
ところで、Amazonのこの本の表紙は1996年刊行の初版のもの。私が買ったのは2008年の新装版第二刷で、表紙カバーのイラストが違っている。Amazonのサイトには「三浦 裕子 (著), 増田 正造 (監修) 」となっている。購入した本の表紙カバーには監修は同じく増田 正造だが、文/三浦 裕子、漫画/小山賢太郎とある。“まんがで楽しむ”とタイトルにあるくらいなので、作家の名前はサイトでもちゃんと入れてほしいものだ。
看板の写真はお店の方に撮影の許可をいただき撮影。再び寺町通りにむかって歩きだすと、さきほどのお店の方のお話に出ていた江戸時代の店舗跡が更地になったままあった。2年前はどんな姿だったのだろうか。
ほどなくT路地に突き当たり、寺町到着。左折して、おなじみの三月書店へ。4、5年ぶりに訪れた三月書店はあいかわらず一般書店とは思えない充実の品揃え。老舗古書店のようなこだわりのある棚作りは見ていてあきない。でも、前回訪れたときよりも、新刊バーゲン本が増えたような気がする。
その中から選んだのは『
三月書店ではまだまだ欲しい本もあり、時間が欲しかったのだが、もう午後1時半になっていたので、時間切れ。久しぶりの京都書店巡りは正味1時間足らずで2店のみのプチ巡りとなった。
























































