イワン・クパーラの夜
昨夜は七夕。星に願いをという夜だけど、新暦になってからの七夕は梅雨の真っ最中だから、夜空にまたたく星を眺めることができない。で、今年は星より月に願いをというメールを友人からもらった。
今年の七夕の月は満月で、さらに皆既日食が近づいているということで、月のパワーが凄いらしい。私も庭の笹を採ってきて短冊を1枚だけ用意し、願い事を書いてベランダに出てみた。日付は変わってしまい8日の午前2時の月は写真の通り。
この1時間前くらいは雲の合間に月が煌々と輝いていたのだが、この時間には低い雲がかなりの勢いで流れていて、月はほとんど雲に隠れていた。雲の流れた一瞬に携帯で撮影した月です。
ところで、日本では七夕のこの夜、ウクライナでは「イワン・クパーラの夜」と言い、魔女たちが箒に乗って飛び回るため雷が鳴り響く嵐になることが多いそうだ。このイワン・クパーラの祭りは「ヴァルプルギスの夜」のウクライナ版といったところで、旧暦の夏至を祝う土俗的な祭りとキリスト教が複雑にからんでいるようなのだが、古代のこの地方では土俗信仰のほうがキリスト教より強かったらしい。イワン・クパーラとはなんとキリスト教の「聖ヨハネ」のことで、魔女の祭りにキリスト教の聖者の名前が使われてしまっているのだ。
雲間に鈍く輝く月の写真を見ていると、なるほど魔女が暗躍する夜のように思えてくる。



































